今日はジオターゲティング広告の採用分野での活用方法をご紹介したいと思います。
GEOターゲティング広告とは
みなさんは、GEOターゲティング広告ってご存知でしょうか。GEOターゲティング広告とはモバイル端末などに基地局情報・アプリ等の位置情報・wifiの利用情報などを基に250m 〜 500mの範囲で広告を配信できる技術です。一般的には下記のような利用をされています。
- 人が多く集まる駅周辺やショッピングモールに配信
- 子供が多く済む地域を調べ地域限定で配信する
- 自店の周辺で広告を配信する
このように基本的には販促分野で使われることが多いですが、採用分野でも可能です。
人材難の時代には新しい対応を
地方の求人専門広告代理店の方からお話をお伺いしたのですが、失業率が下がり、あたらしく工場で働く人が新規ではもうあつまらないととのことなんです。今は働いてない人や転職で掘り起こすのは限界があるので、隣の工場から今よりいい条件で移ってもらう方向になってきているとお話されていました。また、以前に南武線という某大手電機メーカーの本社につながっているJRの路線でトヨタ自動車の採用広告が話題になりました。エンジニア採用を目的とした広告でこのような広告を掲載しており、潜在的な転職層に向けた採用が進んでいます。
欲しい人材がいる場所にピンポイントでアプローチ
そこで、今回のメインテーマであるGEOターゲティング広告の活用となります。
トヨタが南武線で広告を出したように、製造業ならば同じような技能をもっている他社の工場の敷地をターゲットに、アパレル企業ならば多く同業種が集まるショッピングモールに、IT系の企業ならばIT系企業が多く入居するビルに転職の可能性を促す広告を出稿してみてはいかがでしょうか。
転職潜在層は求人媒体には接触しませんし、人材紹介会社のデータベースにも登録していません。かといって、一般的な広告では見てほしくない人にまで配信してしまい、広告の無駄打ちが多く発生してしまいます。
転職を促す広告をしかるべきターゲットに最適化した形で配信し、自社の採用サイトに引き込むことでいままでアプローチしていなかった層に対して施策を実行することができます。
このGEOターゲティング広告の採用分野での可能性はまだまだ研究の余地が残っています。新卒採用で大学や高校に対してピンポイントで広告を配信したりと可能性が広がります。
御社の採用活動にGEOターゲティング広告を活用してみてはいかがでしょうか。

1980年生まれ 石川県金沢市出身。クリエイティブ・ディレクターとして、一部上場企業から中堅中小規模企業まで多くのウェブサイトの構築に関わる。情報設計・企画に強みを持ち、デジタルブランディングをクリエイティブ/オペレーションの両面から支援している。また、ハンズオンで流通チェーンの再建・アパレルチェーンの再建に関わり、リアル・デジタルの垣根を超えた企業変革のコンサルティングを行っている。
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