近年、いろいろな分野活用が進んでいるマーケティングオートメーションですが、採用サイトでもマーケティングオートメーションは活用可能です。
採用サイト・求人メディアなど採用コストは人手不足を背景として年々上昇しており、1アクセスの価値は重要になってきています。そこで、1アクセスの価値を最大化するマーケティングオートメーションを活用しませんか?
採用サイトにマーケティングオートメーションを活用することで、下記の課題を解決することができます。
Recruitment issuesマーケティングオートメーションで解決できる採用サイトの課題
- イベント参加率を上げたい。
- 採用職種によって、優先順位を付けたい。
- 採用したい学生に対して、優先的にアプローチしたい。
どんな学生でもいいから採りたいということであれば、マーケティングオートメーションを活用するより、より多く出稿したりイベント出展をおおくしたりすることで対応可能ですが、そのような状況の企業は少ないと思います。「求めている人材像」「求めている職種」に対してよりアプローチしたいと考えていらっしゃるのではないでしょうか?
マーケティングオートメーションを活用することで、「求めている人材像」に合致する学生をセグメント化、「学生の個性」に合ったメッセージを伝達。「採用職種」に合致する学生に優先的にアプローチすることが可能です。
イベントの参加率を上げるone to one メッセージ
イベントへの参加動機やイベントへ期待することは学生によってまちまちです。そんななかでイベント参加のメールを一律でおくっても学生の興味関心を引くことは難しい。学生ごとの興味関心に対して対応したメッセージを送ることでイベント参加率を上げることが可能です。
また、ポップアップ表示やバナー掲載なども学生の属性に対して打ち分けることも可能です。
しかし、イベントで知りたいことや聞きたいことを事前に察知してメッセージを送ることは可能なのでしょうか?マーケティングオートメーションを使ったコンテンツの閲覧状況や、メールアドレスの取得時のアンケートで類推することが可能です。福利厚生に興味があれば福利厚生を打ち出したメールを。ビジネスのやりがいに対して興味があればビジネスのやりがいを打ち出したメールを。興味関心にあわせたメールを打ち出すことでイベントの参加率を上げていきましょう。
求めている学生像をセグメント化
掲載しているコンテンツの閲覧状況のモニタリングや、アンケートを設置したりすることで、求めている人材像に対してのセグメント化、優先順位が高い学生に対してリターゲティング広告の配信することで、イベントの参加を促したり、メールアドレスの取得が終わっているのであればメールの配信などが可能です。
理念に共感する学生・福利厚生を重要視している学生・やりがいやビジネスの内容に興味がある学生。あなたの企業はどんな学生を求めていますか?
その他にもまだ、閲覧していないコンテンツやどうしても見てほしいコンテンツのレコメンドが可能ですので、採用プロセスの途中離脱や、内定辞退の防止などにもご活用いただけます。
POINT採用へのマーケティングオートメーションの活用のポイント
- 欲しい学生像を明確にすることで響くメッセージ・響くコンテンツ開発が可能に。
- マーケティングオートメーションが有効に機能するサイト設計が必要。
- 仮説のPDCAでブラッシュアップを行う。
学生像を明確化し響くメッセージ・響くコンテンツ開発を。
学生像が明確になっていないとメッセージ開発やコンテンツ開発。そして、スコアリングを行うための基準も明確にはなりません。まずは欲しい学生像とその学生がサイト内でどんな振る舞いをするのか?そこから考えていくことが必要です。
欲しい学生像の基準に対してスコアリングを行っていくのがマーケティングオートメーションです。
マーケティングオートメーションに対応したサイト設計
マーケティングオートメーションで効果を発揮するためにはマーケティングオートメーションに対応したサイト設計が必要です。上記のコンテンツ状況のモニタリングをするために興味関心のコンテンツを分割して掲載したり、タイトルと興味関心が関連しているなどマーケティングオートメーションを効果を発揮するためにもサイト設計が重要です。
最後に、マーケティングオートメーションという言葉で機械が自動的にやってくれるという誤解がありますが、ターゲティング・メッセージ開発・コンテンツ開発は人が考える必要があります。弊社では採用サイトの制作・採用サイトへのマーケティングオートメーションの導入コンサルティングを行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

1980年生まれ 石川県金沢市出身。クリエイティブ・ディレクターとして、一部上場企業から中堅中小規模企業まで多くのウェブサイトの構築に関わる。情報設計・企画に強みを持ち、デジタルブランディングをクリエイティブ/オペレーションの両面から支援している。また、ハンズオンで流通チェーンの再建・アパレルチェーンの再建に関わり、リアル・デジタルの垣根を超えた企業変革のコンサルティングを行っている。
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